音楽遍歴 渡米してから聴き始めたヒップホップ
僕は1975年生まれなのですが、17才〜22才(1992〜1998)まで、アメリカに遊学、片田舎で過ごしました(高校2年間をVermont州、大学4年間をMaryland州で)。
高校時代も、大学時代も小さな街だったので、有名なアーティストのライブやコンサートに行くことはなかったのだけれど、多感な時期だったし、英語上達の為にも、友人と話をするにも、流行りの曲は知っておいた方がいいということで、MTVとかは(特に高校時代)よく見てました。
高校時代は、ロックとヒップホップが半々くらいですかね。ロックはこの頃、グランジロックと呼ばれていたっけかな。
僕の記憶だと、ニルヴァーナのスメルズ・ライク・ティーン・スピリット、レッド・ホット・チリ・ペッパーズのアンダー・ザ・ブリッジが、やたらとラジオやMTVでかかっていた気がします。
▼ Nirvana - Smells Like Teen Spirit
▼ Red Hot Chili Peppers - Under The Bridge
一方で、本格的に?ヒップホップを聴き始めたのもこの頃で、渡米する前は、黒人音楽といえば、マイケル・ジャクソンとボブ・マーレー、ジミー・クリフ、トレーシー・チャップマン、MCハマー(笑)くらいしか知らなかったけど、アメリカで同じ英語学校に半年通った日本人の友人が、彼らの好きなヒップホップを紹介してくれました。
紹介してくれたのは、主にギャングスタ系?のラッパー?達で、アイス・ティーとか、アイス・キューブ、N.W.A、パブリック・エナミーとか。
一通り聴かせてもらったけど、あんまり僕は好きにはなれなかったな。当時はロス暴動とかあったし、なんか暴力的なものが流行ってた雰囲気があった(アイスTの曲だったと思うけど、Cop killerなんて物騒な曲もあった)けど、退屈するくらい平和なヴァーモントにあっては、なんか遠い国の音楽みたいな気がした(笑)
ランディーエムシーは既に大御所な雰囲気で、エアロスミスとコラボしてました。
▼ RUN DMC - Walk This Way ft. Aerosmith
当時のヒップホップで大流したのは、サー・ミックス・ア・ロットのBaby Got Backという曲だったけど、アルバムにあった他の曲は、わりとギャング系だったな。
▼Sir Mix-A-Lot - Baby Got Back
ギャングスタ系では、あったけど、わりと好きだったのは、ノーティ・バイ・ネーチャー。O.P.P. という曲と、Hip Hop Hooray は、かなり人気あって、よく行った(ヴァーモントの町で人気の)クラブでかかってた。
彼らもかなりディープなスラム出身みたいで、社会に対する憤りみたいなものを切実に訴えかける曲がある一方、こんな楽しげな曲もできる、ある種、柔軟性というか、懐の深さみたいなものを感じたな。
▼ Naughty By Nature - O.P.P.
▼ Naughty by Nature - Hip Hop Hooray
LL COOL Jのこの曲も流行りましたね。
▼ LL COOL J - Mama Said Knock You Out
俳優のウィル・スミスも、そういえば、歌を歌ってましたね。
▼ Will Smith - Gettin' Jiggy Wit It
▼ Boom! Shake The Room (The Street Remix) (Revised Version)
人気TVコメディショーのThe Fresh Prince Of Bel Airはよく観てました。
▼ The Fresh Prince Of Bel Air Theme Song
女性グループだと、ソルト&ペッパー、TLCが人気でしたね。
▼ Salt-N-Pepa - Shoop
▼ TLC - Waterfalls
僕が好きだった女性グループは、Zhanéです。お洒落でカッコいい人達でしたね。
▼ Zhané - Hey Mr. Dj (93:2 HD) /1993/
▼ Zhané - Groove Thang
一方、白人ラッパーというと、ヴァニラ・アイス以降、暫くは売れた人がいなかったと思うけど、スノーのインフォーマは流行りましたね。
▼ Snow - Informer
スノーはどちらかというと、ヴァニラ・アイスの延長みたいな感じで、小さい子が聴いても毒がない(笑)感じで、親ウケも良かったみたいだったけど、ハウスオブ・ペインは、そういう白人ラッパーの無害さみたいなイメージをドカンと破った感じだったな。僕は、わざわざCDを買って聞かなかったけど、パーティーに行く度によくかかってた。
▼ House of Pain - Jump Around
白人グループといえば、ビースティ・ボーイズも人気でしたね。ヒップホップというジャンルに収まる感じもしませんが。
▼ Beastie Boys - Sabotage
あと、僕がよくビースティ・ボーイズと混同するレージ・アゲインスト・ザ・マシーン。好きな曲は、映画マトリックスで使われたこの一曲ですが。
▼ Rage Against the Machine - Wake Up
そういえば、ベックという人もいました(昔はかなりよく聴いた)が、これは、ヒップホップというジャンルに属するのか分かりませんが。
▼ Beck - Where It's At
白人がヒップホップをやると、ヴァニラ・アイスとかスノーみたいな、お子ちゃま向け?っぽい感じか、ビースティ・ボーイズ、レージ・アゲインスト・ザ・マシーンの様な、パンクっぽい感じが売れる要素だったような時代ですね。
ギャングスタっぽいハードめなヒップホップで売れた白人(アイリッシュ系アメリカ人)第一号は、やはりハウス・オブ・ペインじゃないですかね。
お子ちゃま向け(と言っては失礼だけど)には、こんな曲も流行りました。
▼ Kris Kross - Jump
ヒスパニック系?だと、この曲も流行りましたね。
▼ Cypress Hill - Insane In The Brain
黒人のギャング系(この頃はロス暴動もあったし、流行ってたんだな) に戻ると、スヌープ・ドギー・ドッグもすごい人気でしたね。スヌープと一緒にいたDr.dreも人気でしたが、僕はあまり記憶にない..。あと、2PACも僕は聴いてなかったなぁ。
▼ Snoop Dogg - Who Am I (What's My Name)?
▼ Snoop Dogg - Gin And Juice
そういえば、1995年公開の映画:デンジャラス・マインド/卒業の日までの主題歌だったこの曲も流行ったな。
▼ Coolio - Gangsta's Paradise (feat. L.V.)
これまたギャング系っぽさはあるけど、ちょっと憎めない感じのある、ノーティーバイネーチャーっぽさもある?ブラック・シープ。
▼ Black Sheep - The Choice Is Yours
あと、ブラン・ニュー・ヘヴィーズのアルバムに参加していたファーサイドのこの曲も好きでしたね。
▼ The pharcyde - Soul flower
実力派として知られるグループには、ア・トライブ・コールド・クエストとか、デ・ラ・ソウルなんて人達もいたけど、流行った曲という意味では、僕の記憶はない..。どちらかのアルバムにスチャダラパーの歌が入っていたのは覚えてるが..。
▼ A Tribe Called Quest - Electric Relaxation
▼ De La Soul - Breakadawn
ヒップホップがわりとマリファナとかギャングみたいなイメージと一緒くたに語られている雰囲気だったので、アレステッド・デベロップメントは、かなり新鮮だったし、心情的には、ギャングスタ系より、こっちの方が好きだったな。
▼ Arrested Development - Tennessee
▼ Arrested Development - Mr. Wendal
▼ Arrested Development - "Everyday People" Live (1993)
あと、当時は、ちょっとジャジーなこんな曲も流行りましたね。
▼ US3 - Cantaloop (Flip Fantasia)
あと、あんまり有名じゃないけど、僕が好きだったこのトリオ。
▼ Digable Planets - I'm Cool Like That
最後にヒップホップとくくるべきではないと思いますが、こちらも好きなグループでした
▼ Fugees - Killing Me Softly With His Song https://youtu.be/oKOtzIo-uYw
ところで、Fugeesといえば、ローリン・ヒルのイメージが強いですが、メンバーのWyclef Jeanって、ミュージシャンとしてだけではなく、プロデューサーとしても、すごい人だったんですね。
▼ Wyclef Jean: NPR Music Tiny Desk Concert
渡米する前にも、ジミー・クリフとかトレーシー・チャップマンの様にハマったアーティストもいましたが、本格的にアフリカン・アメリカンの音楽にハマったのは、やはりアメリカという国をリアルに体験した後ですね。
当時の僕の立場は、留学生という、ある意味、"お客さん"だったわけですが、人種的にはマイノリティという、およそ日本では味わったことのない立場というものを経験しました。
僕の様に、ただ学生時代を通り過ぎるだけのつもりで存在した人間と違って、一生をそこで暮らすマイノリティの気持ちとは、一体どんなものなのか、本当に深いところまでは6年間という滞在期間中に知ることはできませんでした。
しかし、差別を受けるマイノリティの人達や、彼らを含む社会に直に接することで、なんとなく、その雰囲気だけは味わえたと思います。
そんな中で、アメリカという国におけるアフリカン・アメリカンの力強さ、そして、根っこにある陽気さというものに、知らず知らずのうちに心動かされていたのかもしれません。
大学卒業後、日本に帰国してから、ジャズもヒップホップもあまり聴かなくなりました。というより、あらゆるジャンルの"音楽"というものを聴かなくなりました。生活に時間的余裕というものがなくなり、心の余裕が無くなっていたからだと思います。
今は、時間的余裕がかなりあるので(笑)、暇に任せて、昔の曲を聴いているのですが、やはり、学生時代に聴いた曲を自然と聴いてますね。
それでも、ヒップホップってあまり聴かないんですけどね。
今回は、たまたまふと思い出して、懐かしく思ったので、YouTubeであれこれ見つけたものを披露させて頂きました。
やっぱり音楽ジャンル的にはJAZZが好きで、とはいえ、アームストロングとかマイルスとかスタン・ゲッツくらいしか知らなかったので、最近、ジャズの本なんかを読み漁り始めたところです。
アート・ブレーキーも最近知りましたが、モーニンは好きな曲です(ミーハーですね)。
▼ アート・ブレイキー&ザ・ジャズメッセンジャーズ モーニン Moanin'
この曲がマイルズ・デイビスの曲だということも最近知りました。
▼ Miles Davis - Milestones
日本人だと、穐吉敏子さんだとか、大西順子さんとか、女性ジャズピアニストが、なんか好きですね。
ちなみに、ご存知の方も多いと思いますが、穐吉敏子とMonday満ちるさんは、親子です。
▼ Monday満ちる&秋吉敏子 - 『ジャズ・カンヴァセイションズ』
ジャズはまだ、この曲が好きとか、思い出深いみたいなのが無いので(イパネマの娘くらいか)、いろいろと聴いてみよう思います。
🔲音楽遍歴
▼ 音楽遍歴 小学生以前の思い出の曲
https://joumonjirounoheya.blogspot.com/2023/03/blog-post_30.html?m=1
▼ 音楽遍歴 中学時代〜高校一年 1988〜1992
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▼ 音楽遍歴 渡米してから聴き始めたヒップホップ
https://joumonjirounoheya.blogspot.com/2023/03/blog-post_91.html?m=1
▼ 音楽遍歴 大学時代 1994〜1998
https://joumonjirounoheya.blogspot.com/2023/03/19941998.html?m=1
▼ 音楽遍歴 社会人以降 20代 1998〜2004
https://joumonjirounoheya.blogspot.com/2023/03/20-2004.html?m=1
▼ 音楽遍歴 社会人以降 30代、40代、2005年〜2022年
https://joumonjirounoheya.blogspot.com/2023/03/304020052022.html?m=1

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